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〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

第8回 マイクロカウンセリング技法を1級キャリアコンサルティング技能士実技試験 面接に活かす⑤

対決技法は、カウンセリングでは相談者の成長・変化を促すうえで大きな力を発揮します。クライアントの矛盾を見出し、それを指摘していきます。ただし、この技法を用いるためには、しっかりとした信頼関係を築き、終始支援的な姿勢を示すことが重要です。

 

30分の事例相談では、前半部分でどう対応したかを押さえた上で、事例相談者ができているところは褒め、課題に気づかせるには、対決を用いることが必要です。そこで抵抗に合ってしまうとすれば、まだ十分に聴けていないということがあるかもしれませんし、教育指導関係ができておらず、事例指導の場を理解していないのかもしれません。最初の流れの説明が必要です。

 

焦点のあてかたは、相談者のストーリーは複雑で、相談者、カウンセラー、相談者/カウンセラー、他の人、問題、家族、文化の脈絡といった焦点をあてることのできる様々な方向を含んでいます。相談者が見つけることを助ける新しい視点から見ることを促し、新しい気づきを得させることが可能となります。

 

事例相談者の話は、相談者をどのように見立て、相談者を支援するためにどのような視点を持っているかを質問によって探ります。例えば、まだ様々な悩みを抱えてこだわっている相談者に対して、事例相談者の価値観で転職を推し進めてしまったことを今であればどう見るか、あるいは、仕事以外の情報や、周囲の人との関係性等、情報収集は十分にできていたのかなどを探っていき、新しい視点に気づかせます。

 

参照)マイクロカウンセリング技法 事例場面から学ぶ 福原眞千子監修 風間書房