第10回 マイクロカウンセリング技法を1級キャリアコンサルティング技能士実技試験 面接に活かす⑦
積極技法
積極技法は様々あります。
①指示
コンサルタントが相談者にどのような行動をとってほしいかを示します。
事例指導者が、事例相談者が実行に移せる自己研鑽を提案する場合に用います。
②論理的帰結
相談者の行動によって予測される良い結果、悪い結果の両方について考えるよう促すことです。
事例指導者が、事例相談者の対応によって予測される良い結果と悪い結果の両方について考えるよう促すときに使えます。
③解釈
相談者の状況を読み取る新しい観点をコンサルタントが相談者に与えることを言います。
事例指導者の解釈を伝えます。「~のようには考えられませんか」
④自己開示
カウンセラーが自分の考えや経験などを相談者に伝えることを言います。
事例指導者は、事例相談者との関係を対等なものとし、信頼関係を深めることができます。