職業的成長プロセス 初心者専門家期
RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第4期目は、初心者専門家期です。
専門家として職に就いたあと、訓練において体得したことを何度となく見直す。理論アプローチだけでなく、一人の個人としての自分が臨床活動に大きく影響していることを認め、臨床家としての自己と統合しようと試みる。一つの理論モデルに忠実であることよりも、一人一人のクライアントとの適切な治療関係を築くことに注意を向けるようになる。(一般財団法人日本心理研修センター公認心理師現任者講習会テキストP39引用)
2級キャリアコンサルタント(熟練レベル)の成長段階としてはとても重要な段階です。一つの理論モデルだけの知識ではたりず、様々な具体的展開方法を学ぶが必要があります。
具体的展開に使えるツール
厚生労働省では、平成29年度委託事業において、キャリアコンサルタント・キ
ャリアコンサルティングの質向上を図るため、労働者属性別(若者・女性・中
高年)のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の
開発が行われました。
今後の1級・2級キャリアコンサルティング技能検定の具体的展開として用いることが有効であると思われますので、現場で活用されるとよいでしょう。
1級キャリアコンサルティング技能士 認定精神保健福祉士 第1種衛生管理者
内藤友子