2級キャリアコンサルティング技能検定面接直前対策講座 場面設定
本日、1日目の2級キャリアコンサルティング技能検定面接直前対策講座が終了しましたので、講座でのフィードバックの一部をご紹介します。
まず、ロールプレイの最初の1~2分では、ゆっくり(普段より2~3倍速遅く)場面設定することを忘れないでください。
「○○さん、今日はようこそお越しくださいました。私▲▲です。よろしくお願いいたします。」とにこやかに、アイコンタクトをしっかりとって挨拶します。
できれば、立ってお辞儀をする。
椅子の位置などを確認し、守秘義務について伝えることと、途中で時間切れになってしまっても、次回予約ができることを説明し、相談者役に安心感をもってもらいます。
4つの評価区分の基本的態度、関係構築力の最初の印象を決めるところです。
次に、「今日はどのようなご相談でしょうか」と投げかけ、相談者役に話してもらいます。
ここまでが場面設定ですが、簡単なようで、しっかりできる方は意外と少ないです。けして難しいことではないのですが、試験という緊張する場面では、丁寧に行うことに意識が向かず、形だけになってしまいがちです。
試験で「これを言えば合格する」ということではなく、一つ一つの丁寧な積み重ねが大切です。
次回は、場面設定の後の重要なポイントをお伝えします。
通常のカウンセリング場面でも最初の言葉は最重要の内容が含まれています。
ここがズレるから、脈絡のない質問を展開し、基本ラインから大きく外れていくことになります。
本日ご参加いただいた参加者の中には、3回目のロールプレイで、自分をしっかりコントロールできるようになっていただき、他の受講者から「うまくなった」との声が上がっていました。
明日は、1級と2級の講師が担当させていただきます。
1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子