2級キャリアコンサルティング技能検定実技試験 不合格パターンに陥らないように
これから、2級キャリアコンサルティング技能検定試験合格のために、対策講座に参加される方々もいらっしゃると思いますので、不合格パターンに陥らないように、各講座で学んでいただきたいと思います。
不合格になるパターンの1つとして、「対策講座で言われた通りに実施したのに不合格になった」と言われる方がいらっしゃいます。
しかし、対策講座は、その時点でのロールプレイに対してのフィードバックをもらう場ですので、それをすべてのパターンに当てはめようとすることに問題があります。
そして、試験当日に、目の前の相談者役の訴えを聴くより、「言われたことをやる」ことに注力してしまい、様々な質問をして、問題把握ができず、キャリアコンサルタントの持っていきたい展開をしてしまうことにあると思われます。
対策講座で学んでいただくことは、4つの評価区分をもとに、普遍的にやったほうがよいであろうこととは何かと、相談者の訴えをもとに、テーマからズレずに話を聴いていくということです。
以前にもブログで紹介しましたが、相談者の最初の訴えた言葉を逃して質問を展開しているケースが多くあります。
例えば、相談者の最初の訴えが、
「一般事務の仕事を希望していたがなかなか内定がもらえなかった」
「相談室でもらったアドバイスによって、内定がもらえた」という話の場合、
言葉を繰り返すだけにとどまらす、聴かなければならないこは、
一般事務の仕事で内定がもらえなかったのは、どのような就活、行動をしていたのかや、相談室のアドバイスはどのようなアドバイスで、どのように行動をしたのか。の内容です。
この冒頭から質問がズレてしまい、少しづつテーマと外れた質問になっていくパターンに気づかず、部分的なフィードバックのみを鵜呑みにしてしまい、言われたとおりにやっている気になってしまいます。しかし、実際には目の前の相談者が語られる言葉を追っておらず、問題把握、具体的展開の点数不足になることが多いようです。
今後、各対策講座に参加される方は、「〇〇と言われたからしました」という不合格パターンから抜け出し、ご自身でその都度必要なことを判断する力をつけていただければと思います。
お知らせ
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