2級キャリアコンサルティング技能検定 合格に向けて
2級キャリアコンサルティング技能検定合格に向けて、そろそろ落ち着かない日々をお過ごしかもしれません。
論述試験は、しっかりと準備しておけば、どのような問題がでても、記述ポイントを大きく外すことはありませんので、合格ラインはクリアできるはずです。
しかし、問題は面接です。面接(ロールプレイと口頭試問)は、対策講座でいくら上手く行っていても、当日うまくいかなければ、試験には合格しまえん。
では、そこをクリアするにためには、これから試験までにどうしたらよいかです。
それは、ロールプレイで押さえるべき進行上の応答に慣れることと、加えてインプロ(Improvisation)即興のコミュニケーションで、ツッコミを入れることを学びます。
多くの受験者は、対策講座に通い、5つのロールプレイのシナリオが頭に入りすぎて、試験でもその通りにやろうとすることに陥ります。
そうなると、試験では、無意識に以下の3つが働きます。
評価への恐れ
自分の表現や行動を他者から評価され、試験管に見せたい自己イメージができ上がりすぎます。
未来・変化への恐れ
未来は予想できないものであり、そこでの変化は、時として自分に対してネガティブな影響を与えます。そのために、受験者は、なるべく未来を自分の思い通りになるようにコントロールしようとしたり、なるべく変化しないようになります。
見られることへの恐れ
人前にでると身体が緊張し、ネガティブになります。また、意識的にコントロールしやすい言語を検閲してから、表現するようになります。
そうすると、表面的にはスムーズに進められているように見えますが、相談者役に気づきを与える関わりができずに終わってしまうのです。
試験で合格するには、対策講座のロールプレイこそ、失敗を恐れずインプロコミュニケーションで、相談者役に突っ込める自分に慣れ、相手から様々な応答を引き出しておく練習が必要でなのです。そこからの学びはとても大きいと思います。
各対策講座に参加される方は、勇気を出して、毎回を試験だと思って、練習に励んでください。
1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子