内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

第22回 2級キャリアコンサルティング技能検定 実技 論述試験対策

さて、後1週間ほどで、第22回キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験が

行われますので、合格ラインに達するための重要ポイントをお伝えします。

 

ある程度、「合格テキスト」で「型」を覚えれば、書けるようにはなりますが、合格ラインの問題は、どのような事例がでても、一般論でかけてしまう表面的な解答になっては合格ラインは危ないということです。

例えば、自己理解、仕事理解、コミュニケーション、キャリアライフプランの指摘は、ある程度どの事例にもありそうですが、なんでもそれを指摘して、並べればよいということではありません。

ある程度、書き方の型を覚えたら、その事例の特徴と、キャリアコンサルティングプロセスのキーワードをうまく挿入できるかが大切です。

「合格テキスト」で学んでいただいた後に、在宅ワークとして、過去問の添削を希望される方は、その事例の特徴と、キャリアコンサルティングプロセスのキーワードをどのようにちりばめられるかという技術を習得され、試験前に修正されています。(22回の添削は終了しています)

それがどこにでも当てはまる解答とならない本質的な問題となります。

ある程度、論述が書けるようになりましたら、後1週間で、過去問を再度時間内に書いてみて、本質を押さえて書けているか、点検してみて下さい。

特に、キャリアコンサルタントの問題把握 問2では、根拠となる箇所とキャリアコンサルタントの考え方(自己理解、仕事理解、コミュニケーション、キャリアプラン、思い込み等の問題に当てはめる)その論拠の結びつきの強さが大切です。

 

また、具体的展開では、キャリアコンサルティングプロセスの流れにそって、文章をまとめてください。特に重要なのは、問1、問2で捉えた問題を、どのような方法で何をするのか、そして、何に気づいてほしいのか。この「何」の部分が一般的になりすぎている傾向があります。例えば、上司と相談するとか、ご家族で経済的なプランを相談してもらう。などで終わってしまう場合です。

全体のプロセスがありますから、なぜそれが必要なのかという根拠があって、話をしてもらうこと、またその重要性について気づいてもらう等の流れが必要ですよね。

後1週間ありますから、もう少し過去問を練り上げてください。事例によって、はっきりと「何を情報提供するか」も具体的に書きましょう。

 

多くはありませんが、面接対策講座をご希望の方は、数名でしたら受付できる日もありますのでご検討ください。

ロールプレイも、口頭試問も、ある程度の「型」をご提供しています。

公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子