内藤友子 OFFICIAL BLOG

〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

1級 2級キャリアコンサルティング技能検定 論述に強くなる認知行動療法

本日は、キャリアコンサルタントの更新講習で「認知行動療法を活用したキャリアコンサルティング」をテーマに研修を行ってまいりました。

皆さま大変熱心に受講していただき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

認知行動療法は私の専門分野で、精神科心療内科で、うつ病の患者様に臨床している内容であり、キャリアコンサルタントの皆様にも習得していただきたいと考えていた研修です。

私たちは、相談業務をするにあたって、相談者の鏡となる必要がありますので、自分自身の認知の歪みにも向き合う必要がありますし、技能検定の活用では、論述の文面から認知の歪みを理解することで、相談者の問題を把握できます。また、ロールプレイの中でも、相談者の認知を捉えて、気づきを与えることにも繋がる大切な技術です。

考え方自体は難しくはありませんが、自分の無意識レベルまで落とし込めるか、ということになると時間はかかりますけど、一生モノの技術となり、認知行動療法を自分に応用することで、どれだけ自分の能力が無駄なく発揮できるか・・・果てしないのです。

個人的には、能力開発のために応用編を作りたいぐらいです。

認知行動療法にご興味のある方は、定期的にLEC様で更新研修を実施していますので、参加してみてくださいね。

ここでは、更新研修の前に触れる認知行動療法の歴史についてお伝えします。意外と皆さんこの辺りも整理して理解している方が少ないのが現実なのではないでしょうか。 部分的には知っていても、理論が臨床現場でどのようにして発展してきたかを理解することも重要ですよ。

1950年代、アーロンベック(アメリカの精神科医)が精神分析理論と臨床的事実の乖離を経験し、精神分析から離脱、1960年代になり、「感情の病」とされていたうつ病を「思考の障害」という観点から捉えなおした。というのが第一世代。

1970年代から、抗うつ薬との比較研究が行われ、認知療法の有効性が実証されてきて、1980年代に精神(心理)療法として発表し、精神科医や心理職の間で関心が高まり、日本でも治療効果が検証が進み、1990年代に「行動療法」と合体して「認知行動療法」となったのが第二世代。

第三世代は、2000年代になり、マインドフルネス認知療法、再発性のうつ、境界性パーソナリティー障害等に特化した治療への発展し、日本でもエビデンスが積み重ねられ、2010年から診療報酬の対象になりました。

このような歴史を辿っているのですが、なぜ認知療法と行動が合体したかが重要ですね。認知とは、考え方捉え方なので、頭の中だけで理解していくのですね。ですが、皆さんもご存じのように、本人が本当に変わるというのは、その方の無意識レベルが変わらなければ変わらないのです。ではどうしたら、本人もわからない無意識レベルが変わるのか。それは、その人自身が新しい考えで経験を積むことで、これまで信じていた別の結果を得て納得することなんですね。

ちょっと奥深いのですけど、、、、そのあたりはじっくり時間をかけて自分に落とし込んでいく必要があるのです。

是非皆さんも学習を続けて下さい。意外なことに気づくと、私たちの脳はとても喜ぶのです!!

公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子