内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

第9回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策のヒント

本日は、1級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座のお手伝いをしてまいりました。

さすがに試験が8回9回になってくると、対策本なども出回り、DVDなどもご覧になっているようで、、、皆さん同じような進め方をしているなぁ~という感じでした。

対策講座の後、第7回、第8回で合格された方を含め、1級技能士6人で食事会をしました。

その話の中で、合格者に共通するところがあるので、これから勉強される方は参考にしてください。

1.マインド

どの方も1級になり、指導者になりたい、と思っていらっしゃると思いますが、それが1になってしまうと、意識が事例相談者に向きません。合格者の方も、もちろん合格したいとは思っているのですが、自分のことより、事例相談者との面談だけに集中しているということです。そして自分でその時その時の判断をしているということです。「こうしなさい。と指導を受けたからこうした」というのはないのです。

2.肯定する表現

事例相談者が対応したことに関しては、肯定し、それを伝え返します。過剰な褒めは事例相談者が問題に気づくのを鈍らせてしまいますが、事例相談者がされた対応については、不足であっても、何かの対応はされているのです。こだわりの強い方であれば、それはその方が大切にしている価値観ということですね。それは肯定します。

3.人と同じにはしない 工夫が必要

初めて受検をされる方は、ある程度の型や時間管理は必要ですが、そこから工夫が必要です。合格される方は、試験までに自分のスタイルを作っているのです。皆さんが面接官だったら、次から次に来る受検者が同じことを言うようであれば、、、金太郎飴であれば、その人を合格にするでしょうか。

例えばですが、事例報告について、皆さん同じように褒めますよね。でも他にも関係構築をする会話ってあるのではないでしょうか。

他にもあると思いますが、これからが準備の本番です。是非試行錯誤してください。

最後に、事例相談者だったら、こう言われると、こういう態度をとられると、どういう気持ちになるだろう、どう返してくるだろうと、事例相談者ファーストで考え抜くと、自分がやることだけに意識が向かなくてよいですね。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子