内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

第10回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策

こんにちは。

昨日は、1級技能検定のケースに使えるキャリア理論のヒントをご紹介しました。

今日は、具体的展開についてのヒントを書いてみたいと思います。

具体的展開が難しく感じていらっしゃる方や、問題把握、具体的展開の点数不足という方は、具体的展開が後半だけだと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしくは、指導を受けている?!

実は具体的展開というのは、再度、実技試験科目・範囲・細目の、相談過程において必要な技能、1)相談場面の設定 ④を確認してほしいのです。

④~当該事例相談の到達目標、事例相談を行う範囲、事例相談の緊急度等について、事例相談者との間に具体的な合意を得ることができる。

となっていますね。場面設定は最初なのです。

ですから、事例報告を共有した時点で、「仮の目標設定」を行うことが望ましいのです。それを実施するかしないかで、その後の展開のしやすさがまったく違ってくるし、どれだけ準備ができるか、どれくらい焦点のあったロールプレイができるかに気づいてほしいのです。

そして、事例をアセスメントする過程で、最初に仮の目標設定したことが、さらに具体的になる、あるいは、ちょっと違った目標になることもあります。ただ、その流れを追うことができれば、口頭試問も答えやすくなりますね。

1つ注意点を言うとすれば、「ちょっと違った目標」になる場合は、その具体的な目標に対して、指導の幅をもっていないと対応できないことがあります。それはどのようになるのかというと、「~ができていなかった」と事例相談者が気づいたことに対して、事例指導者が「では、~について、考えていきましょうか」と言えるかです。この「~について」の指導方策がなければ、事例指導者がそれを回避する、または気が付かず、いつまでも後半の目標設定ができなくなる、ことに陥りますので、検定試験までは、できるだけ多くの方法論を広げておきましょう。ゴールに向かうための後半の具体的展開方法は多くのルートがあります。あくまでも、事例指導者本意ではなく、昨日も書かせていただいた事例相談者のレベルに合わせた指導です。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

第10回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策

明けましておめでとうございます!

昨年は、コロナ禍の影響で環境変化が大きく、新しいことにチャレンジしたことが上手くいかなかったりして、前半は葛藤が多かったのですが、メタ認知力を使って自分の立ち位置やこれからの方向性を模索した後半でした。

さて、年1回の1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験がいよいよとなってきましたが、対策講座を受けられた方が、個別のZOOM講座を4回も申し込まれてきました。「取り合えず1回やってみて、必要であれば、、、後3回申し込まれては?」とご提案させていたいたのですが、、、その方の気持としては、どんなことがあっても1級に合格したいのだろうな、と強い気持ちをお持ちなんだろうと思いますので、私ができることであれば、精一杯ご支援したいなと思うのですが、頼りすぎはよくないとも思うのです。

対策講座では、短時間で受検者にある程度の道筋を付けるためにモデリングをしてもらい、ケースの内容を基に、専門的な介入方法や気づきを促すための関わり、キャリア理論を含めた3段階の指導のモデルのご紹介をします。ですが、それだけでは合格できなないと思っていただきたいのです。それは最低レベルの基本の基であって、そこからもう一歩ご自身で考え抜くことや指導者として活用できる知識を増やし、事例相談者に説明できる力を付けることも必要ですから、じっくりとケースと向き合っていただきたいと思います。

評価区分の中で問題把握力、具体的展開力の点数が足りない方が多いのではないかと思われますが、問題把握力は、当日ケース内容からの様々な情報に惑わされることがないように、ケースに記載されている相談内容からズレない視点をしっかり持つこと、具体的展開力は、その視点から指導者として指導できるキャリア理論を含めた3段階の説明がスムーズにできるようにしておいてくださいね。その際に、対策講座でも著書でもご紹介していますが、説明の際に事例相談者のレベルを軽視していらっしゃる方が多いようです。しかし相手のレベルを把握しながら相談業務を行う者としては、外せない関わりですから、あくまでも事例相談者が理解できるように関わります。

指導者の説明が、事例相談者のレベルに合っていないのであれば、合意をした上での具体的展開になりませんし、たとえ、表面的に事例相談者役が「はい」と言ったから受検者ができたと思っても、不合格になっているケースも多いようですよ。

昨年の私の状態は、ブリッジスの理論の中立期に当たりました。これも、今回のケースの1つの指導に十分活用できる理論ですね。各ケースで、どのキャリア理論を事例相談者が知っていると成長できるのかも最低限準備してくださいね。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

第10回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策講座

12月26日 27日の2日間、2級の面接対策講座に引き続き、ご遠方から前日に1級の講座を見つけていただき、ご参加いただいた方もおられました。

大変充実した2日間を過ごさせていただきました。今回は、告知が遅かったために、人数が少なかったのですが、受検者にとっては、人数が少ない方がよく、講座内容には大変満足いただいたようです。

ここ2~3年は2級の指導に力を入れており、その中から1級を目指す方がでればという思いでやってきましたら、ちらほら出てきました。

そして、私も皆様の熱い思いにお応えすべく、解禁したことがあります。

それは、1級のロールプレイと口頭試問の地図を見せること、もう一つは、その地図がより理解してもらえるように、1級の指導者がロールプレイと口頭試問の手本を見せることです。

色々講座を回られた方からお伺いしますと、1級の指導者が手本を見せることは、どこもやっていないと伺いました。これは、ずっと私の中でくすぶっていたことで、もうお亡くなりになった、私のカウンセリングの心の師であるK先生は、「自分のロールプレイを見せて、自分もフィードバックをもらうべきである」との教えでした。しかし、有名なキャリアの先生に見せるべきか伺ったところ「こんなものかと思われないためにも見せる必要はない。それはK先生だからできるのだ」と言われてから、「本当にそうなのかな」とずっと思い悩んでいました。しかし、私も受検生であったことを思うと、指導している方のロールプレイを見たくなる気持ちはとても理解ができるし、フィードバックを受けても、なぜか悶々とするのです。これまでは、ロールプレイを見たからといって、受検者のロールプレイが飛躍的にうまくなるかというとそうではなかったりしたのです。しかし、今回、面接の地図を見せることで、1級に合格するために、どこをどのようにすればよいかの個々の課題が明確になり、手本を見せることで、言われていることの理解が促進されることが改めてわかりました。2日目にはうまく真似て技能が格段に上がっていたのです。そして、今回私が一番学ばせていただいたのは、人は自分の欲しいもの(1級に合格すること)のために、ゴールはどこか(地図)と方法(手本)の3つがそろうことで、触発され、やる気が出て、自然と努力しようという行動にでるのだと腑に落ちました。

自分の中でも悶々とした気持ちはクリアになりました。2級までであれば、フィードバックを受けることでなんとかやることを理解できますが、1級はやることの難関が高いので、やはり手本(手本といっても100%うまくいくとは限りません)を見せることで受検生が大きく飛躍できるお手伝いができるのだと確信しました。

過去に、企業研修で散々いってきたことですが、改めて、山本五十六先生の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

この2日間で体感させていただきました。

来年も、私が出来ることであれば、何でも提供していこうと思いました。

年に1回の1級検定検定に向けてがんばりましょう!!

よいお年をお迎えください。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

#1級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座

こんにちは。

1級キャリアコンサルティング技能検定面接対策の準備は進んでいますか。

本日は1級の個別指導をしてまいりましたので、その内容から重要なポイントをお伝えします。

昨日は、戦略が大切というお話をさせていただきましたね。自己紹介の中で伝える指導者が大切にしていることをロールプレイで必ず反映させ、口頭試問でも答えるという一貫性が必要となること。ただ、これは準備としてはレベル1にはなると思います。

実際のロールプレイの最大の山場は、SV視点と具体的展開ですが、SV視点は、ヒントが書かれているので、ある程度分かるのですが、それが関係構築がとか、問題把握が、目標設定が、、、というようSV視点だけでは仮説の立て方が少し甘いのです。

論述ではそれでよいと思いますが、ロールプレイは、今ここで行ったロールプレイから問題を把握しなければなりませんので、もう少し具体的な視点が必要です。是非鋭い視点をもっていただきたいと思います。それを明確に一つ持っておくととても指導がしやすくなるのです。3つのケースのSV視点は講座でお伝えします。

もう一つは、具体的展開ですが、多くの方が、時間が迫ってくると突然受容態度から、急変し、厳しい指導になる、という展開になりますが、これもうまい具体的展開にはなっていません。なぜそうなるかと言うと、一つは、CCが話した内容からSV視点として意外な点をそれまでに気付かせていないこと、もう一つは、内容がCCのレベルに合っていないということです。CCがSVの指導の視点を難しいと思うレベルであれば、いくら伝えても、平行線のままです。ここではカウンセリングスキルが必要になります。仕事で講師の割合が多い方は、うまくいかないことが多いようですから、勘を頼りにテクニックを学んでいただくしかないのかなと思います。

1級の対策講座では、人数が少人数の場合は、講師自身のロールプレイと口頭試問も見て学んでいただくスタイルをとりますので、うまく真似てスキルを磨いてください。

個別指導でも、講師自身のロールプレイを入れることが可能ですので、最終チェックしたい方やご自身の課題と合格ラインに達するためにどのスキルを上げればよいのかを理解したい方は、お問い合わせください。年1回の試験ですので、最後はぶつかっていくしかないですが、準備は絶対に必要です!

再度、昨年は近畿地区は実技の合格は、179人中4人です。受検予定の方は4人に入るレベルに達しているか、今一度合格のために、自分自身を厳しく評価してくださいね。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

#第25回 2級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座

こんにちは。

2日間の講座にご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした。

2日間でどの方もキャリアコンサルティング技能を向上して帰られましたが、同時に個別の課題が見えてきたと思います。

それは、技能が向上したからなんですね。これまでは、バラバラのフィードバックをされてきていますので、個別の課題がどこにあるかがわからなかったと思いますが、合格ラインに達するには、自分のレベルを把握し、どのスキルを上げればいいかがはっきりわかることが必要で、そのために何をするのかを試行錯誤していくことが大切です。

講座では、どこをどうすればよいのかをお伝えしているのですが、これまでの癖がついている方は、なかなか修正がしにくいようですし、お伝えしたことを聞き逃していたりします。CIメソッドと講座でお伝えした内容を再度復習してくださいね。

特に癖が強い方は、基本に忠実に進めてください。

LECのWeb講座 1級技能士が教えるキャリアコンサルタント国家資格面接対策では、実は2級技能士のロープレに必要なテクニックが詰まった講座となっており3ケース(学生・女性・中高年)の逐語記録の解説をしています。

そして、2級技能士を受検する方は、評価区分の具体的展開を確認してください。ロールプレイでは、相談者に気づきを与えることが必要です。国家資格はこの辺りはざっくりでよいのですが、技能士は、CC視点を掴めることと、具体的展開で気づきを与える技能を向上させることが必要だということを再度理解してください。

個別指導はZoomで行いますので、告知させていただきます。講師のロープレが見たいというご要望もありますので、Zoom個別指導にてさせていただきます。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

 

#第25回 2級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座

こんにちは。

2日間の講座にご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした。

2日間でどの方もキャリアコンサルティング技能を向上して帰られましたが、同時に個別の課題が見えてきたと思います。

それは、技能が向上したからなんですね。これまでは、バラバラのフィードバックをされてきていますので、個別の課題がどこにあるかがわからなかったと思いますが、合格ラインに達するには、自分のレベルを把握し、どのスキルを上げればいいかがはっきりわかることが必要で、そのために何をするのかを試行錯誤していくことが大切です。

講座では、どこをどうすればよいのかをお伝えしているのですが、これまでの癖がついている方は、なかなか修正がしにくいようですし、お伝えしたことを聞き逃していたりします。CIメソッドと講座でお伝えした内容を再度復習してくださいね。

特に癖が強い方は、基本に忠実に進めてください。

LECのWeb講座 1級技能士が教えるキャリアコンサルタント国家資格面接対策では、実は2級技能士のロープレに必要なテクニックが詰まった講座となっており3ケース(学生・女性・中高年)の逐語記録の解説をしています。

そして、2級技能士を受検する方は、評価区分の具体的展開を確認してください。ロールプレイでは、相談者に気づきを与えることが必要です。国家資格はこの辺りはざっくりでよいのですが、技能士は、CC視点を掴めることと、具体的展開で気づきを与える技能を向上させることが必要だということを再度理解してください。

個別指導はZoomで行いますので、告知させていただきます。講師のロープレが見たいというご要望もありますので、Zoom個別指導にてさせていただきます。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子

 

 

第25回 2級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座

こんにちは。

2日間の講座にご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした。

2日間でどの方もキャリアコンサルティング技能を向上して帰られましたが、同時に個別の課題が見えてきたと思います。

それは、技能が向上したからなんですね。これまでは、バラバラのフィードバックをされてきていますので、個別の課題がどこにあるかがわからなかったと思いますが、合格ラインに達するには、自分のレベルを把握し、どのスキルを上げればいいかがはっきりわかることが必要で、そのために何をするのかを試行錯誤していくことが大切です。

講座では、どこをどうすればよいのかをお伝えしているのですが、これまでの癖がついている方は、なかなか修正がしにくいようですし、お伝えしたことを聞き逃していたりします。CIメソッドと講座でお伝えした内容を再度復習してくださいね。

特に癖が強い方は、基本に忠実に進めてください。

LECのWeb講座 1級技能士が教えるキャリアコンサルタント国家資格面接対策では、実は2級技能士のロープレに必要なテクニックが詰まった講座となっており3ケース(学生・女性・中高年)の逐語記録の解説をしています。

そして、2級技能士を受検する方は、評価区分の具体的展開を確認してください。ロールプレイでは、相談者に気づきを与えることが必要です。国家資格はこの辺りはざっくりでよいのですが、技能士は、CC視点を掴めることと、具体的展開で気づきを与える技能を向上させることが必要だということを再度理解してください。

個別指導はZoomで行いますので、告知させていただきます。講師のロープレが見たいというご要望もありますので、Zoom個別指導にてさせていただきます。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子