第9回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策ヒント7
時間管理についてです。
事例相談者のレベルや、ロールプレイの進め方にもよりますが、オーソドックスに
進めると、
1.3~5分で、教育指導関係を作り、
2.10分程度で、相談者像を共有し、
3.5~10分程度で、事例相談者の対応に焦点をあて、
指導者視点からの質問で事例を深め、
4.5~10分で、気づいてもらう、指導する。
となります。
そして、事例相談者の課題は、1~2つ出てくればよいです。
そのためには、3までで、事例相談者の課題を特定することです。
特定するとは、事例相談者が対応していなかったことや、聴けていなかったことになります。
特定したことに気づかせるためには、指摘するのではなく、相談者の視点に立って、必要ではなかったかを考えてもらうということです。
抵抗にあうのは、それまでの共有がうまくいっていないからです。
言い方は、できていたこと+ここがプラスされれば、とてもよい。という伝え方です。
試験前なので、難しいことをしようとしないことが大切で、事例指導者の抵抗には抵抗しないことも対話の鉄則ですね。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子