1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策 ヒント8
1級の試験が終了した方、これからという方、いらっしゃると思います。
私も、1級を受検する方の不安を少しでも払拭できるように、また、事例指導の力を、総合的につけていけるように、1級の講座を念頭に置いた改訂版を構築中です。
そこで、試験がこれからという方や、仲間同士の練習のために、以下の視点で、最終調整のロールプレイを実施してはどうかと思います。
受検する方は、基本的態度、、、関係構築、、、問題把握が、、、具体的展開が、、、というフィードバックの言葉や部分の指摘だけでは、今一つ開眼しないのではないですか。
言わずもがなですが、1級は2級の延長線上のロールプレイではありませんが、その視点から抜け出せず、ロールプレイを繰り返している方も多いのが実情です。
CCが訴える話を、2級と同じように丁寧に聴いていても2級レベルで終わってしまいますので、
前半は、CL像を共有し、
事例指導で取り扱うテーマを絞り、焦点化します。(その際、CLができていることは根拠と共に褒める)
焦点化するには、細かいCCの対応を引き出し、CCの成長課題を見つけます。
後半のCCの課題の伝え方は、
促し(CCが気づく力がある人への質問)
示唆(促しても気づくことができないCCには、ここというところに目を向けてもらう質問や確認)
提示(促し、示唆で気づかない人には、SVの考えを少しずつ伝える)
教示(でも、だって、と抵抗する人には、明確にキャリアコンサルタントとしてあるべき姿を承認しながら根拠も含め伝える)
となります。
検定では、促しだけで気づくCCは少ないかもしれないですね。
この辺りは、事例指導者が、CCの反応から、どれだけCCのレベルをアセスメントできるかにかかっています。
ご健闘をお祈りいたしますね。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子