内藤友子 OFFICIAL BLOG

〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

第10回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策 事例アセスメントについて

昨日は、場面設定に関してお伝えしましたので、今日はロールプレイの前半で越えなければならない「事例のアセスメント」についてお伝えします。

その前に、試験前ですので、今更かもしれませんが、自己紹介についても見直していただくとよいと思います。1分の自己紹介で「何を何のために伝えるか」を自分に問いかけてみて下さい。指導者だからといって、すべてできなくてもよいのですが、例えば大学生のカウンセリングを実施している指導者のところに、企業の事例をもって来られたら、事例相談者はどう感じるでしょうか。また、普段経営者の方々や企業でキャリアコンサルティングを行ったり講師をしている方のところに、大学での事例相談に来られた事例相談者はどう感じるでしょうか。細かいことですが、あくまでも事例相談者が安心して積極的に事例相談ができる環境設定を考えた自己紹介が必要です。それを強調するよりも、事例指導者の専門性をいかにロールプレイに反映させるかを考えてくださいね。

さて、本日の「事例アセスメント」のお話ですが、ここは問題把握に繋がる大切なパート(合格テキスト2-1)になりますが、ここで躓いている人がとても多いのです。

それは、無意識に2級技能士の構造と同じように進めてしまっていることが挙げられます。感覚的には相談業務ですので、そうなってしまうのだと思います。しかし、2級と1級の構造は違います。(合格テキストP19)

CL像はCCから語っていただくことでしか把握できないこと、またCLにCCがどう対応したのかが、CCのレベルによって、事例指導者に整理して伝えることができているかによって、進み方が変わってきますので以下が2点が大切です。

❶CLが言ったこと、思ったことなのか、CCがどう考えて、どう対応したことなのか、どう思ったことなのか、ということが聴き分けられるようになることです。(カウンセリングの技術 )

例えば、CCが「私は○○が大切だと思って△△と提案したんですね」と言った場合、絶対にスルーしてはいけない(合格テキスト:対話の流れを保留する技能)です。

❷そして、そのCCの提案とCL像への提案として妥当だったかの視点が指導者として持てているかということです。

上記がしっかりできていれば、事例指導者としての問題把握の力があるということになります。

❶と❷に関しては、指導者として新たに学ばなければならない技術です。

そして、❶❷ができた上で、次の合格テキストパート2-2成長への働きかけ(促し・示唆・提示・教示)に進めるのです。

まだ練習する機会がある方は、前半で躓いていないか確認してみて下さいね。

明日は、パート2-2の成長課題への働きかけをご説明しますので、試験のチェックにご活用ください。

 

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子