内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

職業的成長プロセス 上級生期

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第3期目は、上級生期です。

一人前の専門家として機能することを目標とするため、間違いを恐れ、完璧主義的になりがちであり、何でも教科書通りにこなそうとする。訓練の効果を感じる一方で、経験豊富な臨床家を理想として学びたいという気持ちが強い。このため、特定の臨床家の倫理モデルに固執し、それに厳格になりすぎることもある。また臨床家としての自分に注意を向け始める。(一般財団法人日本心理研修センター公認心理師現任者講習会テキストP39引用)

2級キャリアコンサルタントは、「相談者の問題・課題を見立てることができ、1対1の相談支援が的確にできる」熟練レベルとされています。標準キャリアコンサルタントから自らの資質向上を目指して、資格取得をされる時期といえるでしょう。ここでの注意点は、上記にあるように完璧主義的に教科書通りとなりすぎると、様々なところで情報収集した技能検定合格のためのノウハウを集めすぎて、わけがわからなくなるところです。また特定の臨床家の理論モデルに固執して、融通がきかないロールプレイになることも注意が必要でしょう。

1級キャリアコンサルティング技能士・認定精神保健福祉士・第1種衛生管理者

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