内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

国家資格キャリアコンサルタント キャリア形成

昨日のLEC交流会のお話で、キャリアコンサルタントとしてどう生きていきますか?との「田中春秋」さんからの問いかけがありました。

自分のキャリア形成を考えられない人が、どうして相談者のキャリアの相談に乗れるのだ、との直球のお話です。

2023年1月時点で国家資格キャリアコンサルタントは6万5千人、標準国家資格者は、その83%、熟練レベルの2級技能士が16%、1級技能士が1%という割合になっています。

相談業務のニーズは増えていますが、国家資格を取得したぐらいではお話にならないよ。ということも含まれていますし、例え、1級技能士があったとしても、それだけでも安泰でもないということですね。

もちろんそれに気づいている方はすでに動かれていて、関連資格を取得されているという方もいらっしゃいましたし、国家資格を取得してからすぐに独立したという方もおられました。

どちらにしても、資格取得後の動き方がとても大切で、学習するにしても、同じレベルの仲間より、現場に繋がるか、もう一歩何かが得られる情報に触れるということが必要ではないかと思います。

厚生労働省から、もう勉強しきれないくらいの学習教材も出されていますが、確認されていますか。正直私は全部見切れていません。それくらいふんだんにあり、こんなに支援してくれるんだとあきれるくらいといってもいいですね。

 

そして、どの資格を取得するかも重要で、関連資格となると、社会保険労務士ファイナンシャルプランナー中小企業診断士公認心理師臨床心理士精神保健福祉士などになるかと思います。

それによって、ご自身がこれからどういう方々と関わっていきたいかという顧客が見えてくると思いますが、それを見据えての資格でしょうか。そこがはっきりせずに、なんとなく不安を払しょくするために、資格取得をされる方もいらっしゃいます。

 

私はメンタル系なのですが、その選択にも民間資格と国家資格では、ストレスチェック制度に関われるかどうかが違ってきますし、信用度も違ってくるのですが、それでも産業がやりたいからと、民間資格を取られる方もいらっしゃるので、もったいないなと思います。

相談業務自体は、驚くほど増えていますが、国家資格キャリアコンサルタントの色合いが今後ますます違ってくることは間違いないと思います。

是非資格を取られた方は、じっくりご自身のキャリアを模索してみてはいかがでしょうか。

公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子