内藤友子 OFFICIAL BLOG

〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

2級キャリアコンサルティング技能検定 ロールプレイの効果的な進め方2 相談者に気づきを与えるには

前回、キャリアコンサルタントの言葉で言い換えて、相談者と共有し、気づきを与えていく下地をつくっていく、とご紹介しました。

かみ砕いて説明しますと、言い換えるというのは、相談者の枠組みと、キャリアコンサルタントが持つ枠組みをすりわせていくのです。

例えば、なぜ資格取得を目指しているかを聴き、「誰かに憧れをもった」と相談者が答えたとすると、そのまま繰り返すより、「将来の職業に対する動機を持たれたのですね」と言い換えます。別の例では、部署が代わったり、昇進したりした場合も、そのまま繰り返して終わるより、「組織内での職務が広がったということですね」と伝えます。

相談者の言葉を繰り返すだけでは、相談者の自己理解が深まらず、後半で変化を起こすことは難しくなってしまいますから、重要な箇所は、キャリアの発達段階で捉えて、相談者の自己理解、仕事理解を促していきます。

その下地ができてこそ、後半の「気づきを与える効果的な質問」が生きてくるのです。

「気づきを与える効果的な質問」とは、相談者の認知が変化するということです。

ただ、皆さんも、自分が馴染んでいる考え方をすぐに変えるというのは、難しいのではないでしょうか。そんなに人の気持ちがすぐに変わるのであれば苦労はしないし、そもそも相談にもこないということですね。

ちょっと横道にそれますが、論理療法や認知療法で扱う患者様は、とてもこの認知が硬いのです。本人も気づかないうちに信念となってしまっていますので、柔軟性を失い、社会に適応できなくなります。また機会はあれば、私の専門である認知行動療法をご紹介しますね。

ということで、次回はロールプレイ後半の「気づきを与える効果的な質問」を解説します。

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子