内藤友子 OFFICIAL BLOG

〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

職業的成長のプロセス 専門家期

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第5期は、経験を積んだ専門家期です。

様々な現場で数多くのクライエントとの臨床経験を積み、自分の価値観・世界観・パーソナリティーを反映させていく。もう一方で、臨床家としての自分と一個人としての自分の境界も明確に引き、双方の肯定的な側面が相乗的に働く。治療関係の重要性を深く認め、理論や技法を柔軟に使いこなし、単純な答えを求めず、困難な状況に遭遇しても、落ち着いて対処できるようになる。専門的文献だけでなく、自分自身の経験を振り返ることから多くを学ぶ。(一般財団法人日本心理研修センター公認心理師現任者講習会テキストP39引用)

1級キャリアコンサルティング技能士は、指導レベル(10年以上の実務経験を有する)とあり、実技論述試験においては、教育企業分野、需給調整機関、企業分野のキャリアコンサルタントに対しての指導が求められています。そのため、自分が様々な現場経験と、理論や技法をキャリアコンサルティングにおいて使いこなせていることが必要ですから、専門家期のといえます。

しかし、1級キャリアコンサルティング技能検定では、冷静かつ客観的な指導者視点で、キャリアコンサルタントに安心感を与え、気づきや成長を促すことができるかかわりが評価対象となります。

この力を養うには、他者からのフィードバックに対する心理的開放性を高め、自分の指導においての課題を見つめ、見直すことが必要です。

1級キャリアコンサルティング技能士 認定精神保健福祉士 第1種衛生管理者

                               内藤 友子

職業的成長プロセス 初心者専門家期

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第4期目は、初心者専門家期です。

専門家として職に就いたあと、訓練において体得したことを何度となく見直す。理論アプローチだけでなく、一人の個人としての自分が臨床活動に大きく影響していることを認め、臨床家としての自己と統合しようと試みる。一つの理論モデルに忠実であることよりも、一人一人のクライアントとの適切な治療関係を築くことに注意を向けるようになる。(一般財団法人日本心理研修センター公認心理師現任者講習会テキストP39引用)

2級キャリアコンサルタント(熟練レベル)の成長段階としてはとても重要な段階です。一つの理論モデルだけの知識ではたりず、様々な具体的展開方法を学ぶが必要があります。

 

具体的展開に使えるツール

厚生労働省では、平成29年度委託事業において、キャリアコンサルタント・キ

ャリアコンサルティングの質向上を図るため、労働者属性別(若者・女性・中

高年)のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の

開発が行われました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting_gihou.html

今後の1級・2級キャリアコンサルティング技能検定の具体的展開として用いることが有効であると思われますので、現場で活用されるとよいでしょう。

1級キャリアコンサルティング技能士 認定精神保健福祉士 第1種衛生管理者

                                  内藤友子

 

 

 

 

職業的成長プロセス 上級生期

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第3期目は、上級生期です。

一人前の専門家として機能することを目標とするため、間違いを恐れ、完璧主義的になりがちであり、何でも教科書通りにこなそうとする。訓練の効果を感じる一方で、経験豊富な臨床家を理想として学びたいという気持ちが強い。このため、特定の臨床家の倫理モデルに固執し、それに厳格になりすぎることもある。また臨床家としての自分に注意を向け始める。(一般財団法人日本心理研修センター公認心理師現任者講習会テキストP39引用)

2級キャリアコンサルタントは、「相談者の問題・課題を見立てることができ、1対1の相談支援が的確にできる」熟練レベルとされています。標準キャリアコンサルタントから自らの資質向上を目指して、資格取得をされる時期といえるでしょう。ここでの注意点は、上記にあるように完璧主義的に教科書通りとなりすぎると、様々なところで情報収集した技能検定合格のためのノウハウを集めすぎて、わけがわからなくなるところです。また特定の臨床家の理論モデルに固執して、融通がきかないロールプレイになることも注意が必要でしょう。

1級キャリアコンサルティング技能士・認定精神保健福祉士・第1種衛生管理者

                                  内藤友子

 

職業的成長のプロセス 初学者期 

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルの第2期目は、初学者期です。

専門的な訓練を受けることへの熱意は強いが、自信に乏しく不安が強い。新たな理論を学ぶたびに、自分の援助に対する考えが大きく影響を受ける。できるだけ簡単に学べ、すぐに使える理論やスキルを求めて躍起になる。しかし、現実の状況はそううまくはいかず、情報量に圧倒され、学習がうまく進まないことに苦しむ傾向が強い。とあります。「公認心理師現任者講習会テキスト」一般社団法人日本心理研修センター2018年P39引用

キャリアコンサルタントも、多くの知識を学習することが続きます。そして、学べば学ぶだけ、カウンセリング理論やキャリア理論をどう活用していけばよいのかに迷うこともしばしばあります。そのようなときにすぐに使える理論やスキルを求めてしまうことになり、特に技能士試験合格のために唯一の答えを求めることに現れます。

ただ、現場では日々のキャリアコンサルティングの活動において、ソーンダイクの(Thorndike,E,L)試行錯誤学習を忘れてはならないと思います。特にカウンセリングでは、常に今にとどまり、相談者とじっくりカウンセリングプロセスを進めていくことが大切です。

1級キャリアコンサルティング技能士・認定精神保健福祉士・第一種衛生管理者

                                内藤友子

 

職業成長のプロセス  素人援助者期

先日、1級キャリアコンサルティング技能士の合格発表があり、第7回の合格者(総合合格47名・累計341名)が、1級キャリアコンサルティング技能士となりました。しかし、私たちの仕事は、資格だけで判断されるものではなく、臨床家の職業発達は生涯続き、職業的自己と個人的自己がより高い統合を達成するプロセスとして対人関係を通して多くを学んでいきます。

RonnestadとSkovholtによる臨床家の6期発達モデルを、(お茶の水女子大学准教授 岩壁茂氏編集)をご紹介していきます。心理職に限らず、相談業務をする者にとって、自分自身を客観視する物差しとして非常に参考になります。「公認心理師現任者講習会テキスト」一般社団法人日本心理研修センター2018年P39引用

第1期 素人援助者期

心理援助職の訓練を受ける前の状態。親、子ども、友人、同僚、などの相談相手になり、アドバイスをする。問題を素早く同定し、強い感情サポートを与える。アドバイスは自分の過去の傷つき体験などをもとになされる。相談相手の悩みに深入りしたり、過剰に同一視して気持ちの落ち着きを失いがちになる。成功体験や失敗体験が心理職に関心をもつきっかけとなる。

日常生活や職業生活において、人から相談を受けたり、自分の体験を通して、キャリアコンサルタントの資格取得しよう、相談業務をしようといった動機が生まれる時期に当たりそうですね。

1級キャリアコンサルティング技能士・認定精神保健福祉士・第一種衛生管理者 

                                  内藤友子

 

 

 

1級キャリアコンサルティング技能検定合格発表

年1回の1級キャリアコンサルティング技能検定の合格発表がありました。

学科は、第6回の53.41%から29.14%と大幅に落ち込み、実技も第5回の4.47%ほどではありませんが、8.32%から5.52%と落ち込みました。

学科試験に関しては、記憶のお勉強をするしかないのですが、実技に関しては、

何回か受検されている方の中には、どうしてなんだろう~とモチベーションが下がっている方もいらっしゃると思いますし、結果に納得できないという方もいらっしゃるのではないかと思います。

それでも、1級の肩書が欲しいという方は、来年度のバーをクリアするしかありません。

ただ、検定試験は、あくまでも検定試験であって、本来のスーパービジョンができていても、必ずしも検定に合格するというものでもありません。それは、すでに1級技能士をもっている人でもそうですし、相談者役や試験管によっても評価がかなり違ってくるからです。必ず相性はあります。

その辺りを踏まえて、検定試験の学習をされた方が早道かもしれませんね。

1級の支援は、書籍と夏以降の講座で支援させていただきます。また、ブログやホームページに情報を掲載させていただきます。

それから、1級は指導レベルですから、スーパービジョンを受けたことがないという範囲は避けたいですね。       

 1級キャリアコンサルティング技能士・認定精神保健福祉士・第一種衛生管理者

                                 内藤友子

第13回  1級キャリアコンサルティング技能士としての第三者の目「メタ認知能力」

1級キャリアコンサルティング技能士が必要な能力として、自分自身を客観的に見ること、それを語れることが必要です。

 

そのためには、日頃から「メタ認知能力」を高めることに取り組みましょう。

 

メタ認知能力とは、アメリカの心理学者ジョン・H・フラベルによって用いられた言葉で、認(知覚、記憶、学習、言語、思考など)することを、より高い視点から認知するということです。つまり、事例相談者と自分(事例指導者)がロールプレイをしている自分を高い視点から見るということです。そしてそれを評価できるということになります。

 

1級の試験では、30分のロールプレイで起こったことをすぐさま評価して、口頭試問に答えなければなりません

規定演技のロールプレイができても、口頭試問で論理的に答えなければ合格できません。

なので、日頃のトレーニングが必要なんです。

 

メタ認知能力を高めるために、1日10分のマインドフルネスが本当にお勧めです。

 

マインドフルネスは瞑想に近いもので、今という瞬間に、余計な判断を加えず、自分に意識して注意を向けるということです。

 

マインドフルネスで、集中力を研ぎ澄ましていくと、落ち着いた呼吸になり、今起こっていることにとても敏感になれます。

 

多くの受検者は、試験のケースばかりに捉われがちですが、試験では、その時に事例相談者から語られる内容に対応できなければならないのです。そして、試験のときに頼りになるのは、自分自身の知覚、記憶、学習、言語、思考しかないのです。

 

1日10分の瞑想で、呼吸を整え、まずは自分の体や呼吸にひたすら意識を向けることから始めてみてください。