第9回 1級キャリアコンサルティング技能検定試験 準備
10月に入り、第23回の2級講座のお申込みが増えてきています。
第22回のメンバーはほぼ受かってしまいましたので、今のところ初参加の方が
ほとんどです。ご参加の方には、精一杯支援させていただきますね。
さて今日は、1級を受験する方々も、いよいよこれからが本番の準備期です。
1級を初めて受検する方は、何をどうすればよいかということが分からないまま年1回の試験にチャレンジすることは危険であると思いますので、書籍の学習や、ロールプレイはできるだけ実施した方がよいと思います。
ただ、何度か受検されている方は、少し考える必要があるのではないでしょうか。
「金太郎飴」のように、みんなが同じような進め方で受かるということは難しいと思うのです。
もちろん中には、相性よくそのパターンにハマる人も出てきますが、合格のパーセンテージからして、確率が低すぎですよね。
ですから、同じシーンがあったとしても、3つぐらいの道は容易すべきあると思います。すなわち、言い回しもいろいろあるよね。ということです。
それと、これまで受かっている1級のメンバーは、それぞれカラーが違う人が受かっていて、それぞれのスタイルを持っているのです。
もちろんアドバイスは(1級有資格者からのアドバイスでなければなりません。有資格者でない方が教えていることもありますから、きちんとご確認を)参考にしますが、それはそれとして、それぞれのパーソナリティーもあるのですから、それを大切にしなければいけないということです。
それから、1級に合格した人の多くは、人と同じようなやり方をしないということです。様々なアドバイスや経験から、自分のやり方や、自分のスタイルを貫くことが大切ですし、試験場での精神面と技能表現の戦いは一人ですから、「こう教わったから」ではなく、自分自身を心底信じれる技能が出せるようになっておくことも大切です。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子
第23回2級キャリアコンサルティング技能検定 実技面接対自己チェック
皆さん こんにちわ。
先日年末年始の第23回2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座の日程を
お知らせしました。
早々にお申込みをいただきました方々ありがとうございます。
さて、検定試験を受ける方はご存じだと思いますが、検定試験は何によって評価されるかというと「基本的態度」「関係構築力」「問題把握力」「具体的展開力」によってですね。
ただ、試験を受ける方々の多くは、それは分かっているけれど、20分のロールプレイの中で、どのように応答するばよいのかがわからないのではないでしょうか。
もちろん、CLの問題を一緒に解決していく道は1つではありませんので、応答の仕方も様々あると思いますが、検定試験なので、道を大きく外してしまうと、展開があらぬ方法にいってしまったり、堂々巡りになってしまったりします。
特に検定は時間内に4つの評価区分を実施することが求められていますから、CL役の方は、引き出してもらう問題を用意しているようです。
したがって、やみくもに応答を繰り返しても、検定に合格する道のりに時間がかかってしまうことになるでしょう。
私の法人では、当講座を受ける方にも受けない方にも、ご自身の課題を明確にしていただくためのチェックシートをご用意していますので、対策講座前にご自身の課題をチェックしてから参加してみて下さい。
4つの評価区分の「具体的展開力の点数が足りないんです」だけですと、検定に受かるための課題が明確になっていないんです。
検定を受ける方は、客観的に自己評価できる力をつけていきましょう。
認知行動療法を用いた実践キャリアコンサルティング 更新講習日程のお知らせ
東京リーガルマインド(LEC)様で
認知行動療法を用いた実践キャリアコンサルティング 更新講習を実施しています。
9月23日(月)には、15名の方が参加され、ご遠方からもご参加いただき、大変感謝しています。
参加される方の傾向として、自分に活かしたいという方や、メンタル面の問題を抱えている相談者に使ってみたいというキャリアコンサルタントの方が多いように思います。
内容自体がとても深いので、1日ですべて理解することは難しいかもしれませんが、参加された3分の2の方が認知行動療法が好きということでした!!
<内容>
認知行動療法の成り立ち
認知行動療法の概念図と認知の歪み9つの特徴
コラム表、問題解決リスト、アクションプランワーク
キャリアコンサルティングへの活用 個人ワーク・グループワーク
事例問題・ロールプレイ
と、目いっぱいにご紹介しています。
講座では、精神科心療内科での臨床経験をもとに、使用方法なども柔軟にご紹介しています。
思考をかなり使いますので、参加される方は、睡眠を十分とって参加してくださいね。
次回は
10月14日(月)祝日10時30分~17時(その後確認テスト17:30終了)
LEC大阪校にて開催です。
お申込みは、直接LEC大阪校へ。
公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子
第23回 2級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策講座予約開始のお知らせ
暑さも和らぎ、ずいぶん過ごしやすい時間が多くなりました。
さて、第22回の講座に参加された方の半数以上の方から、合格のご連絡をいただきました!!
早々と対策講座の日程のお問い合わせもいただいており、恐縮です。
後期の日程は年末年始にかかってしまいますが、是非日程調整をしてご参加ください。
第1クールは 12月21(土)・22(日)2日間コース
第2クールは 12月28(土)・29(日)2日間コース
第3クールは 1月5(日)
第1クールと第2クールは、2日間で第23回の5ケースの解説とロールプレイ、口頭試問を実施します。
始めは2日間コースを受講希望の方も、追加で申し込まれる方が多くいます。それはご自身の課題を認識されてのことなんですね。
この試験は、当日にどれだけ「安定的な力」が出せるかにかかっていますので、面接の構造を脳に定着させ、ロールプレイとフィードバックが上記日程ぐらいは、最低でも必要かと思います。
初受検の方も、見事合格されています。
2回目以降の方への割引も大きいのでご活用くださいね。
ホームページよりお申込みください。
第22回 2級キャリアコンサルティング技能検定 試験結果
久しぶりのブログです。
第22回キャリアコンサルティング技能検定 試験結果がでましたね。
学科試験は81.07%で、実技が16.40%でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。
面接対策講座にご出席いただいた方から、次々と合格の連絡をいただき、私も嬉しい限りです!!
残念ながら不合格であった人も、けして諦めないでください。中には、ずっと面接対策講座に通ってくださった方で、数回目でやっと合格された方もいます。ですが、その方は、とてもご苦労されたので、しっかりと試験の出来を振り返り、自己評価できる力がついていました。
当日のロールプレイでも、教わったことを忠実に反映しながらも、一つ一つ自分で判断されて実行していたようでした。
練習のロールプレイでうまくできていても、試験のロールプレイで完璧にうまくいくとは限らないですから、「完璧」を目指すのではなく、練習のロールプレイから、うまくいくときと、うまくいかないときを様々経験し、しっかりと振り返り、丁寧に修正していくことがとても大切です。
そして、その振り返りの基礎となるのは、面接の基本構造を理解しておくことです。
つまり、どのような流れになることがよいのかです。
うまくいくときといかないときがあるのですから、やみくもに時間を使ってしまうのはもったいないですし、構造がわかっていなければ、合格ラインに近づいているのかの評価もできないため、自分の修正点もわからないですよね。
次は23回の検定試験に向けて、またご支援させていただきます。
よろしければ、ホームページにある「面接自己チェックシート」をお使いください。
公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子
1級 2級キャリアコンサルティング技能検定 論述に強くなる認知行動療法
本日は、キャリアコンサルタントの更新講習で「認知行動療法を活用したキャリアコンサルティング」をテーマに研修を行ってまいりました。
皆さま大変熱心に受講していただき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
認知行動療法は私の専門分野で、精神科心療内科で、うつ病の患者様に臨床している内容であり、キャリアコンサルタントの皆様にも習得していただきたいと考えていた研修です。
私たちは、相談業務をするにあたって、相談者の鏡となる必要がありますので、自分自身の認知の歪みにも向き合う必要がありますし、技能検定の活用では、論述の文面から認知の歪みを理解することで、相談者の問題を把握できます。また、ロールプレイの中でも、相談者の認知を捉えて、気づきを与えることにも繋がる大切な技術です。
考え方自体は難しくはありませんが、自分の無意識レベルまで落とし込めるか、ということになると時間はかかりますけど、一生モノの技術となり、認知行動療法を自分に応用することで、どれだけ自分の能力が無駄なく発揮できるか・・・果てしないのです。
個人的には、能力開発のために応用編を作りたいぐらいです。
認知行動療法にご興味のある方は、定期的にLEC様で更新研修を実施していますので、参加してみてくださいね。
ここでは、更新研修の前に触れる認知行動療法の歴史についてお伝えします。意外と皆さんこの辺りも整理して理解している方が少ないのが現実なのではないでしょうか。 部分的には知っていても、理論が臨床現場でどのようにして発展してきたかを理解することも重要ですよ。
1950年代、アーロンベック(アメリカの精神科医)が精神分析理論と臨床的事実の乖離を経験し、精神分析から離脱、1960年代になり、「感情の病」とされていたうつ病を「思考の障害」という観点から捉えなおした。というのが第一世代。
1970年代から、抗うつ薬との比較研究が行われ、認知療法の有効性が実証されてきて、1980年代に精神(心理)療法として発表し、精神科医や心理職の間で関心が高まり、日本でも治療効果が検証が進み、1990年代に「行動療法」と合体して「認知行動療法」となったのが第二世代。
第三世代は、2000年代になり、マインドフルネス認知療法、再発性のうつ、境界性パーソナリティー障害等に特化した治療への発展し、日本でもエビデンスが積み重ねられ、2010年から診療報酬の対象になりました。
このような歴史を辿っているのですが、なぜ認知療法と行動が合体したかが重要ですね。認知とは、考え方捉え方なので、頭の中だけで理解していくのですね。ですが、皆さんもご存じのように、本人が本当に変わるというのは、その方の無意識レベルが変わらなければ変わらないのです。ではどうしたら、本人もわからない無意識レベルが変わるのか。それは、その人自身が新しい考えで経験を積むことで、これまで信じていた別の結果を得て納得することなんですね。
ちょっと奥深いのですけど、、、、そのあたりはじっくり時間をかけて自分に落とし込んでいく必要があるのです。
是非皆さんも学習を続けて下さい。意外なことに気づくと、私たちの脳はとても喜ぶのです!!
公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子
2級キャリアキャリアコンサルティング技能検定 面接過程の自己チェックシート
第22回キャリアコンサルティング技能検定試験が終了した方、まだこれからの方といらっしゃると思います。
私共でも、3週間に渡って、暑い!熱い!面接対策講座が終了したしました。
皆さんがヘロヘロになりながらも、面接の全体像の理解をした上で、面接練習をしていただきますと、驚くほどの成長ぶりがございます。
こちらも精一杯支援させていただきましたので、後は受検者の方に、本番で力を発揮していただくだけです。
そして、皆さんの成長がみられることが対策講座でのやりがいです。
対策講座には、2018年に出版したしました「合格テキスト」をお買い求めいただいた方が多く参加されるのですが、対策講座の中では、
「事例の見立てが出来ること」
「自分で判断できる力を養うこと」を大切にしています。
それは、試験に合格し、社会的な肩書を得るためだけではないからです。事例が変わるたびに、一から試験のために勉強するというだけでは、現場に活かされません。
対策講座では、合格するためのテクニック的なことをお伝えしていますが、それが目的ではなく、現場の相談者のために活かしてほしいと思うからです。
2級キャリアコンサルティング技能検定「合格テキスト」の新版をこの秋からまとめますので、それまでに、「合格テキスト」をお買い求めいただいた方には、講座で使用しているには、「事例見立てシート」と「自己チェックシート」をお付けしてお届けしますね。
公認心理師 精神保健福祉士 1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子