内藤友子 OFFICIAL BLOG

〜キャリアコンサルティング技能士の資格を取得しよう〜

第21回 2級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策 資格取得の動機

第21回の試験が終わった方は、大変お疲れさまでした。

また、これから受検する方は、相談者の抵抗を気にすることなく(抵抗があれば、そこを聴きましょう)自分にできることを、その日、その時に、しっかりやってみてください。

昨日第21回の面接対策講座が終了いたしましたが、意識の高い受講者の方々が多く、私もとても勉強になりましたし、皆さんがしっかりと、フィードバックを受け止めようとしてくださったことに、気持ちが熱くなりました。

受検する方は、立派なキャリアコンサルタントとしてのプロでいらっしゃるし、他の分野でも活躍されている方ばかりであるにも関わらず、スキルを高めようと、時間とお金をかけて、一生懸命学ぼうとする姿勢が美しく、、、まぶしかった、、、です!!

私も受講者と同じように、試験を乗り切ってきましたし、試験の前のなんとも落ち着かない気持ちはとてもよ~くわかります。。。それでも、やりきるしかないのですけど。

さて、第21回の講座では、皆様に「資格取得の動機」を自己紹介で語っていただきました。試験には関係ないようですが、実はとても大切なことなのです。試験となると無意識に評価が気になり、受かるために「~しなければ失敗した」というマイナスの思考が働いてしまったり、評価を気にしすぎて動けなくなってしまうことがあります。

確かに評価で合否が決まるのですから、気にならないというとウソになりますが、試験の当日に頼りになるのは、自分自身だけです。そこには、評価者の入る余地はありません。ですから、無意識に評価を気にしたり、練習してきたストーリーを実施することではなく、「目の前の相談者のために何ができるか」に意識を集中できるようにしてほしいと思います。そのためには、皆さんの中に眠っている「人の支えになりたい」という本当の気持ち、動機が力になります。

相談業務において、私はいつも相談者に支えられていると思っています。相談者が死にたいと思う気持ちから、嵐の中を行ったり来たりしながら揺れ動く感情に寄り添い、社会復帰を果たすまでご一緒させていただくことで、うまく関われなかったなと思うこともありますが、自分のゆるぎない自信ともなっています。

どうか、受検する方も、試験当日は、けして評価に惑わされず、人を支える仕事をしている自分自身を信じて、試験に臨んでくださいね。

心から応援しています!!

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

第21回 2級キャリアコンサルティング技能検定 実技面接対策講座

本日も2級面接対策講座に、ご遠方より多くの方にご出席いただき、本当にお疲れさまでした。

来週は、21回の対策講座の最終日となります。時間もお金も大変ですが、全力で支援させていただきます。

さて、本日も皆さんにお話ししたのですが、ただ、対策講座に参加してロールプレイをしただけでは、クリアできない壁があります。

一つには、1級の有資格者(ここも重要、確認してください)からフィードバックをもらうときに、抽象的なフィードバックをもらうのではなくて、今現在行った自分のロールプレイに対して具体的なフィードバックをもらい、自分が合格できるレベルのロールプレイを実施ているのか見極めることが大切です。そして、自分の足りないところは何なのかを認識する、あるいは自分にどんな癖がついて、どう改善するればよいかを知ることです。

それと、根本的なことを理解していないと、ロールプレイを何回しても応用力が付きません。

根本的なこととは、何を質問するか、その優先順位は理解できているか、そしてなぜその質問をするかが理解できているかです。それが理解できていないと、様々な質問をして、結局問題把握が曖昧になってしまう結果となります。

ロールプレイケースの「見立て力」が正しくできていない、または偏りがある方が多いと感じました。

これは1級にもつながっているところですが、「見立て力」を強化することで、学生の事例でも、若年者でも、中高年でも、女性でも、男性ででも、ぶれないCC視点からの質問ができるようになります。

2級に皆さん受かっていただきたいと心から願っていますが、現実の合格率は15%です。次回の試験になってしまった方は、戦略をしっかり立てて、望むことをお勧めします。

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

 

 

第8回  1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策

2級実技合格テキストを多くの方にご購読いただき、大変ご好評をいただいており、そのためか、面接対策講座にも、ご遠方から多数ご出席いただき、本日も、講師3名体制で、望ませていただきました。

1級の支援もさせていただいておりますが、今後は、2級から1級を目指したいという方で、私の指導を受けたという方へのご支援を重視していきたいうと考えております。

ですが、今回試験前ということもあり、前回1級に不合格になった受講者から、ご質問をいただき、大変重要だと思ったことを書かせていただきたいと思います。

1級を受験される方は、私の1級合格テキストや、以前所属していた財団からも、DVD付きの1級実技の本が出ていますので、それで、ロールプレイを学んでいる方々も多いと思います。

しかし、いくらよいロールプレイを学んだとしても、ロールプレイの最初でつまずいてしまうと、なんともならないという場合です。

それは、すんなり話してもらえない事例相談者が少なからずいるということです。例えば、事例指導者が、「どのうような面談だったかお話いただけますか」と言っても、「そこに書いてあります」と報告書を指して、だまってしまう。事例指導に乗り気ではないという事例相談者です。

その場合の回避方法を知らないと、最初からロールプレイがボロボロになって、先へ勧めなくなります。4つの評価区分でいうと、関係構築すらできなくなるということになります。

そのようなことで受験される方の苦労が水の泡とならないように、しっかり確実な回避方法を参加される対策講座で学んでくださいね。

私の合格テキストでいえば、P24の事例相談者の成長レベルを意識した進め方です。

実際のロールプレイでは、事例相談者のレディネスを、読み取って対応しなければならないのです。具体的な回避方法は3つあり、3段階で押さえておけば、ロールプレイを再開できます。是非面接対策の仕上げに、まさかの対応!も視野に入れておいてください。

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

 

2級キャリアコンサルティング技能検定 効果的なロールプレイの進め方3 具体的展開

明けましておめでとうございます。皆様にとってよい年明けでしたでしょうか。

さて、昨年から2級キャリアコンサルティング技能検定実技試験に向けて、効果的なロールプレイの進め方を解説してまいりましたが、年末になってしまいましたので、今日はその続き、具体的展開をご紹介します。

試験がもうすぐという方にも使える具体的展開です。

前半のロールプレイで、相談者の自己理解、仕事理解を促進するために、ただうなずきや繰り返しの技法だけではなく、言い換え技法を使って、相談者のキャリア課題に気づかせていくことの重要性をお話ししました。

そして、次に目標を設定し、具体的展開に入るわけですが、論述でも使われる「キャリアサバイバル(職務と役割のプランニング)」と記述する内容が、ロールプレイでも使えます。

皆様もよくご存じのエドガー・H・シャインの理論です。

シャインは、「キャリア開発の視点の本質は、時の経過に伴う個人と組織の相互作用に焦点がある」と言っているように、組織でキャリア開発していくことは、個人のキャリア開発にもつながっているので、その接点を一緒に探してくことになります。

ただ、ロールプレイですから、「では、キャリアサバイバルしましょう」と目標設定するのではなく、理論を踏まえたうえで、相談者と目標を設定し、その後、職務と役割を一緒に考えていくための質問を展開するということが具体的展開となります。

 

例えば、部署が変わって仕事がうまくいかないとか、昇進はしたものの、うまくいっていないという方には、目標設定の前に、個人としてどうなりたいか(未来の質問)を確認しておき、組織の中でキャリア開発していくことの重要性を共有し、「これまでと、これからの職務と役割を一緒に考えていきませんか」と目標設定します。

その後、それに対する質問をやり取りして、現在の職務に求められていることを、何からやっていけるかを一緒に考えるのです。職場の中にロールモデルがいればその方についての分析を一緒にやってもよいし、お客様の視点や上司の視点に立って考えてもらってもよいと思います。

そして、口頭試問では、「目標を○○さんの目指すキャリアと組織の中で求められている役割の接点を一緒に考えていく目標を立てました」と答え、それに対して実行したことを、これまでの職務と役割、これからの職務と役割、環境変化を認識していただく質問をして、理解を共有していきました」と応えられると、具体的展開の点数にも大きく反映されることでしょう。

5パターンあるロールプレイケースの中でも、2~3パターンには使えますよ。

今日は体調不良で、対策講座を1級技能士にお任せしました。他にも、3名ほど発熱で振り替えがありましたので、皆様も、体調には十分留意してくださいね。

 

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

 

 

第8回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接直前対策

2級キャリアコンサルティング技能検定対策への支援が手一杯で、1級のブログが書けないでいましたが、今日はロールプレイの効果的な1人練習方法をご紹介します。

1級の試験は年1回ですから、悔いがないようにしなければなりませんし、その日を特別な日にしてしまわないことも大切なんです。

私は、第4回の試験で不合格になってから、1日たりとも試験のことを思わない日はありませんでした。自分には何が足りないのだろうと、自問自答しながら、1年を過ごしました。そして、対策講座のロールプレイも参加できるだけ参加し、1回1回のロールプレイで、自分の改善点を修正していきました。

そして、何より実施したことは、1人で「毎日言葉をアウトプットする」ということです。少しでも時間があれば、想定されるロールプレイの展開を考えて、様々な展開を丁寧に言葉にしていました。

そして、カウンセリング室で、カウンセリングが終わった後に、今終わった面談の口頭試問を実施し、自分にストレスをかけていました。今思うと、「毎日の言葉のアウトプット」が一番効果的だったかな~と思います。それは、脳の働きからも、理にかなっています。

試験では、強いストレスが脳にもかかり、一番働かなければならない思考・運動・創造を司る前頭葉の働きが悪くなって、言葉がうまく話せなくなったり、イライラしたり、感情がコントロールできなくなってしまうのです。ですから、毎日いつもと同じ状態で安定して言葉が出てくるように、前頭葉を鍛えていくことが必要なんです。

対策講座でロールプレイを拝見していると、言葉にしている時間が足りない、言葉の言い回しの幅がないなと感じます。

皆さんもいつも言っていることであれば、スムーズに言葉がでますが、言いなれていない言葉は、なかなか出てこないですよね。

合格テキストにも、多くの言葉を載せていますので、年末もお正月も、少しでも言葉をアウトプットして、様々な言葉の回路を脳に刻み込んでください。脳に定着するにはある程度の時間も必要です。

もちろん、試験のイメージも再現して、落ち着いている呼吸や体の状態も脳に覚えこませましょう。

その日その時に力を発揮できなければ、お金も練習は水の泡です!

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

 

2級キャリアコンサルティング技能検定 ロールプレイの効果的な進め方2 相談者に気づきを与えるには

前回、キャリアコンサルタントの言葉で言い換えて、相談者と共有し、気づきを与えていく下地をつくっていく、とご紹介しました。

かみ砕いて説明しますと、言い換えるというのは、相談者の枠組みと、キャリアコンサルタントが持つ枠組みをすりわせていくのです。

例えば、なぜ資格取得を目指しているかを聴き、「誰かに憧れをもった」と相談者が答えたとすると、そのまま繰り返すより、「将来の職業に対する動機を持たれたのですね」と言い換えます。別の例では、部署が代わったり、昇進したりした場合も、そのまま繰り返して終わるより、「組織内での職務が広がったということですね」と伝えます。

相談者の言葉を繰り返すだけでは、相談者の自己理解が深まらず、後半で変化を起こすことは難しくなってしまいますから、重要な箇所は、キャリアの発達段階で捉えて、相談者の自己理解、仕事理解を促していきます。

その下地ができてこそ、後半の「気づきを与える効果的な質問」が生きてくるのです。

「気づきを与える効果的な質問」とは、相談者の認知が変化するということです。

ただ、皆さんも、自分が馴染んでいる考え方をすぐに変えるというのは、難しいのではないでしょうか。そんなに人の気持ちがすぐに変わるのであれば苦労はしないし、そもそも相談にもこないということですね。

ちょっと横道にそれますが、論理療法や認知療法で扱う患者様は、とてもこの認知が硬いのです。本人も気づかないうちに信念となってしまっていますので、柔軟性を失い、社会に適応できなくなります。また機会はあれば、私の専門である認知行動療法をご紹介しますね。

ということで、次回はロールプレイ後半の「気づきを与える効果的な質問」を解説します。

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子

 

第21回 2級キャリアコンサルティング技能検定面接対策 ロールプレイの効果的な進め方1 事実の確認

今年は、多くの方に、2級合格テキストをご購入いただきましたので、テキストには書かれていない多くの合格へのヒントを書かせていただこうと思います。ブログは2級で手一杯なので、1級は講座にて対応いたします。

前回記載させていただいたように、問題把握力と具体的展開力を向上させることが、合格を左右するポイントになります。

4つの評価区分の具体的展開には、「相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定しキャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、自分または重要な他者 に対する認知の変化、自己の表面的な表現から内面表現への変化、具体的行動や意欲の変化など)が起こることとあります。

とても多いパターンとして、徐々に変化を与えられず、前半浅い傾聴技法だけにとどまり、相談者と内容を共有できていないまま、後半突然キャリアコンサルタントの枠組みで、目標を提示し、その方策を説明して相談者の抵抗にあってしまうパターンです。

では、徐々に変化を与えるというのは、どうしたらよいかということですが、「うなずき、繰り返し、要約」だけで終わってしまわず、不安や焦り等の気持ちには、何があるのかの事実の確認が必要です。例えば、給料が下がり、生活が困難になるとか、期限が迫っているとかなのです。そこを確認せず、どんなお気持ち?とか、どちらの気持ちが強い?などと、気持ちばかりを引き出そうとすると、相談者は自分の気持ちが明確にならないし、キャリアコンサルタントが問題を把握することもできません。

これは、ある種、傾聴練習の弊害ではないかと考えます。気持ちを聴きましょうとばかり教育され、15分のロープレまでを何度もやっているので、それ以降ができなくなってしまうということなのではないかと。

事実がわからなければ、相談者の問題を正しくつかむことはできないはずなのに、関係を壊したくないという誤った認知が働いてしまうのでしょう。

過剰に気持ちをきかなくちゃ~と思っている方は、現場のバランスを取り戻していただきたいと思います。

そして、相談者が訴えた内容が、キャリア形成の視点において、どういう状況なのかをキャリアコンサルタントの言葉で言い換えて、相談者と共有して、気づきを与えていく下地をつくっていくのです。

次回は、言い換えて共有するとは、どのような例なのかをお伝えします。

1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 第1種衛生管理者 内藤友子