2級キャリアコンサルティング技能検定面接直前対策講座 問題把握のための質問展開方法
今日は、場面設定の後、問題把握のための質問展開方法をご紹介します。
場面設定が終わったら、「○○さん今日はどのようなご相談でいらっしゃったのでしょうか」と促し、相談者役が相談内容を話すことになります。
試験のロールプレイ5ケースには相談内容が書かれていますが、必ずしもその通り相談者役が話すとは限りません。
ですが、キャリアコンサルタントは、相談者役が話した内容をしっかり捉えて、復唱したり要約したりします。
その後、問題把握のための質問展開は、後半に相談者役と目標設定するまでは、相談者役が話した内容に関連した質問(相談者が話した内容の言葉を拾う)をすることで、内容が大幅にズレることなく問題を特定してくことが容易になります。
相談者が話した内容に関連した質問ができるということは、相談者の話を聴いているからこそできる質問です。
ところが、復唱や要約は型どおりするものの、次の質問から、キャリアコンサルタントの枠組の質問を次々に展開していく方が多いため、何が問題なのかがわかりにくくなるのです。
このルールをシンプルに守るだけでよいのです。後は、傾聴技法で応答し、情報収集のための「オープン質問」と「クローズ質問」を使い分けます。
オープン質問とクローズ質問は、言葉は知っていても、どのようなときに使うのかが意識されていない方がいます。
次回は、事例を挙げて、どようようなときにオープン質問をするのか、クローズ質問をするのかをお伝えします。