第27回2級キャリアコンサルティング技能検定実技面接対策講座日程のお知らせ
第27回2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座の日程が決まりました。
12月:25(土)・26(日)10時~17:00 2日間コース(6名限定)
1月 :8(土)・9(日)10時~17:00 1日でもOK(6名限定)
<内容>
第27回の試験5ケースの解説とロールプレイ+1級技能士からのフィードバック
問題把握、具体的展開、口頭試問が難しい方は、12月、1月とお申込みをお勧めします。
<場所>エル・おおさか 大阪市中央区北浜東3-14
12月(704号室) 1月(706号室)
<価格>2日間コース¥26000 1月1日のみの飛び入り参加は1日¥13000
特定非営利活動法人キャリア・インディペンデンスのホームページからお申込みください。
第26回の実技の合格率は19.73%とよい合格率でした。
ですが、合格ラインに達する人と達しない人がはっきりしてきています。前半ができていることは必須ですが、問題把握、具体的展開で、もうひと頑張りすることが2級に合格するポイントです。面談がスムーズに進んでも、キャリアコンサルタント側の仮説を伝えられることが大切かと思います。
また、論述で数点足らずという方も多いですが、合格ラインに達するためには、事例の指摘ポイントとわかりやすいまとめ方を習得してください。同じような内容でも、10点の開きは出てきます。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子
1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座
昨日から、いよいよ第11回1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座としてプレ講座が実施されました。3時間の講座でしたが、盛りだくさんの内容で受講生の方も大変だったと思いますが、とても意識の高い方々にご参加いただき、何とかついてきていただきました。
その中で、これから1級検定を受講しようと考えている方に参考になることを今回は書かせていただきます。
10名の中で2名が初受検されるということでしたが、まず、最初に皆様に申し上げたのは、
①「1級キャリアコンサルティング技能検定に合格することを目標にしないでください」と申し上げました。「え?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、初めからそこを目標にやっていくと、視野が狭くなってしまうからなのです。
ただただ、検定に合格するためにどうしたらよいか(例)問題把握の点数だけが悪いのでそこを学びたい等)だけを考えての動きになってしまい、本質的な自分の問題が見えてきません。
また、例え合格したとしても、肩書を得られたことの自己満足で終わってしまいます。それよりも、合格後、1級キャリアコンサルタントとして何が求められていることを認識したうえで、検定に必要なことを吸収していくと、総合力を付けるために何をしなければならないか、試験までの日々、何ができるかの動きが変わってきます。つまり、それぞれの受検者が学ぶべきこと、修正すべきことが見えてみます。
②また、10名のうち、お一人しかスーパービジョンを受けたことがないのが現状でした。「スーパービジョンを受けましょう」ということが言われているわけですが、現状では、検定に受かることが優先されて動いていらっしゃる方が多いということです。スーパービジョン、事例指導の必要性は言われてはいるけれど、無意識では必要性を感じていないということだと思います。
心理カウンセリングをしていると、本当に必要性を感じるので、身銭を切って受けることは多々あるのですが、キャリアコンサルティングの現場の方々が、必要性を感じられないのはなぜなのかは私にはわかりません。講座を受けられる方は多いようですが。
では、スーパービジョンを受ければよいかというと、それだけでは終わらず、検定を受ける方は、スーパーバイザーの関わり方を学ばせてもらって、そこから得るものを検定に反映させるのです。ですから、1人ではなく、自分自身の現場のケースによって、スーパーバイザーを探し、コンタクトをとって、ケースのスーパービジョンを受けながらも、スーパーバイザーを指導者として評価する目をもって吸収し、自分の強みを生かしたスタイルを確立していくことが大切です。
③もう一つ開眼していただきたいことは、多くの方が、相談者とキャリアコンサルタントという関係性の中で仕事をしていらっしゃいますので、その感覚が無意識に勝ってしまって、事例指導を進めてしまうため、視点が低くなります。事例指導の場合は、高い視点を維持していかなければ、堂々巡りに陥るということです。
④最後に、視点が低いと学習過程でどのようなことが気になるかということですが、「キャリア理論をロールプレイで相談者に伝えるにはどのような伝え方をすればよいですか」と質問されることがあります。お答えはして、「あ~そういう言い方ですか。ありがとうございます」と質問者は納得されるのですが、私からするとその質問はあまり意味がありません。
なぜなら、それは部分の言い方の問題であって、それが良いのか悪いのかという視点ではなく、そこまでに行きつくまでのプロセスのほうが大切だからです。プロセスの中で自然さがでてきます。例えば、「〇〇の理論で覚えていらっしゃいますか」という聞き方が自然に聞こえるか聞こえないかは、そこまでのプロセスにかかっているということなのです。
プレ講座では、基本的なことではありますが、これから学習を積み重ねていくために大切なこともお話させていただきました。
再受験を悩んでいらっしゃった方も、再度受検しようと、モチベーションを高めてくださいました。
是非1級を目指される方は、ご自身の意識領域を拡大(認知の制限を超えてより広い世界を知って、自分の意識を変化させる)し、学習を進めてくださいね。
LECでのZoom本講座は、9月からスタートいたします。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子
第11回1級キャリアコンサルティング技能検定実技対策講座のご案内
いよいよ第11回1級キャリアコンサルティング技能検定に向けての対策講座が始まります。
8月14日(土)13時~16時はプレ講座になります。
これから、1級キャリアコンサルティング技能士を目指そうという方も、1級ではどのようなことが求められているのかが体験できます。
Zoom講座になりますので、全国どこからでも参加できますので、是非ご参加ください。
申し込み↓
1級キャリアコンサルティング技能検定 プレ実技試験合格講座【オンライン(Zoom)】 - キャリアコンサルタント技能検定|LEC東京リーガルマインド (lec-jp.com)
3時間で、論述も模擬問題、ロールプレイの見立ても体験できます。
9月からの連続講座では、1級の合格テキストをご購入いただきますが、プレ講座では
使用しませんので、ご購入の必要はございません。
1.本講座の概要
・ 講座の実施内容
・1級の実技試験に求められていること
・合格ラインに達するために必要なこと
2.論述問題の理解(過去問題第7回)(グループワーク含む)
・必須問題と問1.2.3.の理解
・各問と指摘箇所の理解
・選択問題(需給調整機関分野)と問1.2.3の理解
・各問と指摘箇所の理解
3.面接の攻略法
・ロールプレイのケースの見立て力(第10回ケース3)
・事例指導の見取り図と各パートの技能
・ロールプレイ重要パートの解説
・面接の進め方と陥りやすい展開と対策
キャリアコンサルタントとしての学生支援者の課題
さて、本日は私が実施した学生さんのキャリアコンサルティングから、大学生を支援している方々への課題をお伝えしたいと思います。
大学では、キャリアガイダンスを行い、キャリアコンサルティングも実施しているところが多いと思いますが、支援する視点が学生の目線で行われていないために、学生を迷い子にさせ、自信を失わせてしまっているケースがあるということです。
私が担当したケースの主訴は
1.学校ではWebでのキャリアガイダンスがあり、業界研究、企業研究も行われているが、専門用語で説明されて難しくて興味がわかない。
2.自己PRが書けない。自分の長所がわからない。
3.志望動機が書けない。キャリアコンサルタントのアドバイスは、どこにでも通用する志望動機となっていると言われたが、どう書けばよいかわからない。
4.企業が出す課題の意味がわからない。
5.働きたいと思うが、モヤモヤしてやる気が起きず、自分の説明力がないために伝わらないと自信を失っているということでした。
これらは、一見よく学生にある問題と捉えがちですが、キャリアコンサルタント側の説明能力や具体的な支援方法を伝えなければならないというキャリアコンサルタント側の課題でもあります。
1.については、業界研究、企業研究を大人目線で説明しても、興味を持たない、理解できない学生は多くいますので、学生目線で作成する必要があります。
例えば、学生が生活の中で興味関心があることから、業界や企業とどうやって結び付ければよいのかの具体的な説明をする。
2.1から長所を言葉にすることは難しいため、エンプロイアビリティーシートや適性検査を受けることで、言葉にすることができる。無料で受けられるサイトや、具体的ツールを教えてあげる等。
3.志望動機が書けないのであれば、興味・能力を調べたうえで、志望動機に何をまとめればよいのかの3つのポイントを伝えてあげる。それを理解すれば、いくつでも志望動機が書けることを伝える。
4.企業の出す課題(例:課題解決能力を数字を用いて書きなさい)という問題がでたときに、考え方を教えてあげる。
これは、ビジネスモデル(その業界・企業がどうやってお金を稼いでいるか)を理解すれば、問題はいくらでも考えられることを教えてあげる。
5.キャリアコンサルティングのやり取りを通して、相談者の方の特徴をフィードバックしてあげる。
というようなことで、前に進める学生もいます。
明日、合同説明会に行くが、どういう準備をしていけばよいのか、ということも、上記の質問の後に積極的に聞いてこられました。
その学生さんは、具体的なことを聞いているのに、抽象的なことしか返ってこないので前に進めず、自分の説明が悪いと思って自信も無くしておられました。
今後も、自分目線で考える学生さんが、どうやって視野を広げていけばよいのかを、大人目線ではなく、学生目線からの説明や導き方の自己研鑽が必要になるのではないかと思います。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子
1級キャリアコンサルティング技能検定実技試験 Zoomプレ講座のお知らせ
いよいよ、8月から1級キャリアコンサルティング技能検定 実技試験Zoomの連続講座は始まります。
プレ講座は、8月14(土) 13:00~16:00です。(3時間)
2回目 9月12(日)10::00~18:00
3回目 10月23(土)10:00~18:00
4回目 11月13(土)10:00~18:00
5回目 12月5(日)10:00~18:00(第11回のロープレ3ケース)
<プレ講座の内容>
・連続講座の概要
・1級技能検定に求められていること
・合格ラインに達するために必要なこと
・第7回過去問題(必須・選択【需給調整機関分野】の指摘箇所の理解
・面接の攻略法
・ケースの見立て(第10回ケース3)
・事例指導の見取り図と各パートの技能
・面接の進め方と陥りやすい展開と対策
Zoom講座ですので、全国どこからでも参加できます。
初めて受検される方、何度も受検されている方も是非ご参加ください。
LECの講座に直接お申込みください。
公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子