第12回 1級キャリアコンサルティング技能検定 実技試験 論述・面接対策
そろそろ第12回の1級キャリアコンサルティング技能検定に向けての勉強を始めようと、動きだしている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
LEC様の講座も10月から始まり、11月には第2回の講座が実施されます。
すでに講座は締め切っていますので、1級技能士を受験する方々に、自主練習でできる効果的な方法をお伝えしたいと思います。
特に何度も受検する方に言えることなのですが、受験前だけ毎年同じ勉強方法になっていないかということです。
同じような勉強方法は直線的な思考に陥り、応用が利かなくなってしまいます。試験では、応用が利かないと、無意識に自分を守る行動に出てしまいますので、立体的に指導の経験値を積んでいくことが必要です。
そのために使えるのが、実は論述の選択問題なのです。過去問題3問が掲載されていますので、計9つの事例を立体化することができます。
立体化というのは、事例を読んで、「どのような相談者であるかを理解し、その相談者に対して、キャリアコンサルタントがどのような対応をしたのか」を脳でゆっくりイメージするということです。
論述問題としては、問1と問2に当たりますが、論述問題を解くだけで終わってしまうのはもったいない使い方です。
また、論述の選択問題は、自分が受ける分野だけを見ている方もいらっしゃると思いますが、「どのような相談者であるかを理解し、その相談者に対して、キャリアコンサルタントがどのような対応をしたのか」は同じですので、指導する機会がないのであれば、使い方次第でいくらでも指導力をつけることができますのでやってみてください。
ロールプレイを繰り返せばうまくなるということではありません。
指導するためにどこを拾えばいいのかということになれなければ、何度ロールプレイを実施しても指導するための引っかかりを作ることができないのです。
ほとんどの方がこれらを実施せずに、直線的な勉強方法に陥っていると思いますので、今年はちょっと視点を変えて、立体的に指導の力を付けられてはいかがでしょうか。