内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

第12回 1級キャリアコンサルティング技能検定実技試験 論述(必須問題)対策について

前回は、面接対策についての自主練習の方法をお伝えしました。

今回は、論述の必須問題について、見直したいという方のために、ポイントをお伝えします。

必須問題の解答用紙は、問1 5~6行、問2 6~7行、問3 8~9行と結構余裕がある解答用紙となっていますから、2級レベルの書き方から脱していただき、1級レベルの視点で、記述することを目指してください。

必須問題の添削をしていて感じることは、2級レベルの書き方をしていている、というか、2級の部分的な見立て方でまとめているところが気になります。

半分は、2級キャリアコンサルティングの能力が問われていますが、やはり1級レベルの書き方が必要です。

2級の面接官から

最近の傾向として「自己理解不足」「仕事理解不足」「コミュニケーション不足」という言葉が先行し、問題ありきで、これに目の前の相談者をあてはめてしまおうとする受検者が多い。

とのコメントにありますように、

1級の論述でも、その傾向があり、自己理解、仕事理解、コミュニケーション不足との指摘と、抽象的な支援の方法の記述となっています。

ある程度の点数は取れると思いますが、その見方をしていると、ロールプレイの見立ても深まりがなく、

1級の面接官から

キャリアコンサルティングプロセスをきちんと理解していない、また質問力が弱いため、問題の本質に迫りきれない受検者が見受けられた。

と繋がってきます。

したがって、必須問題を読んでいただき、部分的な箇所というより、全体を通して見立てを行い、相談者とのやり取りの中で、事例相談者の発言の根拠を掴むことが大切です。(それが指導に繋がってきます)

全体の流れの発言、後半の発言、所感とのズレ、これらを通しての問題点の把握が必要です。

それらを踏まえて問3の対応は、問2を含めながら、抽象的な対応にならないように、実際のキャリアコンサルティングを想定して、あなたの考えを記述するとよいでしょう。

以下、参考にしていただければと思います。

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公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子