内藤友子 OFFICIAL BLOG

キャリアコンサルタント資格・メンタルヘルスについて

第10回 1級キャリアコンサルティング技能検定 面接対策講座

12月26日 27日の2日間、2級の面接対策講座に引き続き、ご遠方から前日に1級の講座を見つけていただき、ご参加いただいた方もおられました。

大変充実した2日間を過ごさせていただきました。今回は、告知が遅かったために、人数が少なかったのですが、受検者にとっては、人数が少ない方がよく、講座内容には大変満足いただいたようです。

ここ2~3年は2級の指導に力を入れており、その中から1級を目指す方がでればという思いでやってきましたら、ちらほら出てきました。

そして、私も皆様の熱い思いにお応えすべく、解禁したことがあります。

それは、1級のロールプレイと口頭試問の地図を見せること、もう一つは、その地図がより理解してもらえるように、1級の指導者がロールプレイと口頭試問の手本を見せることです。

色々講座を回られた方からお伺いしますと、1級の指導者が手本を見せることは、どこもやっていないと伺いました。これは、ずっと私の中でくすぶっていたことで、もうお亡くなりになった、私のカウンセリングの心の師であるK先生は、「自分のロールプレイを見せて、自分もフィードバックをもらうべきである」との教えでした。しかし、有名なキャリアの先生に見せるべきか伺ったところ「こんなものかと思われないためにも見せる必要はない。それはK先生だからできるのだ」と言われてから、「本当にそうなのかな」とずっと思い悩んでいました。しかし、私も受検生であったことを思うと、指導している方のロールプレイを見たくなる気持ちはとても理解ができるし、フィードバックを受けても、なぜか悶々とするのです。これまでは、ロールプレイを見たからといって、受検者のロールプレイが飛躍的にうまくなるかというとそうではなかったりしたのです。しかし、今回、面接の地図を見せることで、1級に合格するために、どこをどのようにすればよいかの個々の課題が明確になり、手本を見せることで、言われていることの理解が促進されることが改めてわかりました。2日目にはうまく真似て技能が格段に上がっていたのです。そして、今回私が一番学ばせていただいたのは、人は自分の欲しいもの(1級に合格すること)のために、ゴールはどこか(地図)と方法(手本)の3つがそろうことで、触発され、やる気が出て、自然と努力しようという行動にでるのだと腑に落ちました。

自分の中でも悶々とした気持ちはクリアになりました。2級までであれば、フィードバックを受けることでなんとかやることを理解できますが、1級はやることの難関が高いので、やはり手本(手本といっても100%うまくいくとは限りません)を見せることで受検生が大きく飛躍できるお手伝いができるのだと確信しました。

過去に、企業研修で散々いってきたことですが、改めて、山本五十六先生の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

この2日間で体感させていただきました。

来年も、私が出来ることであれば、何でも提供していこうと思いました。

年に1回の1級検定検定に向けてがんばりましょう!!

よいお年をお迎えください。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子